今日は、秋分の日。
お彼岸の中日でもあり、
ご先祖様から受け継がれてきた命に改めて感謝する節目でもあります。
秋分は、昼と夜の長さがほぼ等しくなる頃。
陰と陽、光と闇。
どちらか一方に偏るのではなく、
一度フラットなところへ戻って、自分自身や今ある暮らしを見つめ直す。
私はそんな日でもあるように感じています。
そして、この時期だからこそ改めて大切にしたいと思うのが「感謝」です。
私たちは、最初はありがたいと思っていたことも、
毎日そこにあると、いつの間にか「当たり前」にしてしまいます。
家族がいること。
話せる人がいること。
食事ができること。
帰る場所があること。
誰かに助けてもらったこと。
決して当たり前ではないのに、
人はつい、足りないものや嫌なことのほうに目を向けてしまいます。
人間関係も同じかもしれません。
「どうして分かってくれないの」
「どうして私ばかり」
「この人は私の敵なのではないか」
そんな気持ちが強くなるほど、
人と人との間には隔たりが生まれていきます。
もちろん、無理に誰とでも仲良くする必要はありません。
自分を傷つける相手とは、きちんと距離を取ることも大切です。
けれど、必要以上に誰かを敵にしなくてもいい。
本当の意味での「無敵」とは、 誰よりも強くなって敵に勝つことではなく、 そもそも敵をつくらない心を持つことなのではないか
と思います。
相手を敵か味方かで見るのではなく、
自分とは違う人として見る。
そして、自分にあるもの、
与えてもらっているものに気づき、感謝する。
感謝が生まれると、
言葉が少し柔らかくなります。
見えるものが変わり、
人との接し方も少しずつ変わっていきます。
そこから「調和」が生まれ、
また新しい良い巡りへとつながっていく。
愛、感謝、調和。
この三つは、それぞれ別のものではなく、
つながりながら循環していくものなのだと思います。
ちょうどこの秋分を迎える時期に、
「そしじ」という文字の護符を奉製しました。
そしじは、
「愛・感謝・調和」を象徴するとされる文字です。
何かを力ずくで変えるためではなく、
今ある幸せやご縁に気づき、
感謝を忘れず、
人との間に穏やかな巡りを育てていく。
そんな願いを込めた護符です。
明日の秋分。
ほんの少しだけ立ち止まって、
「今、自分が感謝できることは何だろう」
そう考えてみるのもいいのではないでしょうか。
足りないものではなく、
すでに自分のところにあるものに目を向けてみる。
そこからまた、新しい巡りが始まるのかもしれません。
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